1号館 日本初 介護福祉士留学制度「佐賀方式」

 2018年4月かけはし日本語センターの学生が佐賀県の西九州短期大学へ留学生として渡った時に佐賀県老人保健施設協会さんのご尽力で適用されたのが、後に「佐賀方式」として全国へ広がりつつある新しい外国人介護人材の留学方式です。

 

かけはし日本語センター1号館では女子学生が日本へ介護の仕事のために勉強中です。

介護には2つのコースがあり①短大留学コースと②技能実習コースです。

中でも、①短大留学コースは現在「佐賀方式」と呼ばれている独自方式です。介護に向いている学生にN3レベルまでの日本語を徹底習得してもらっています。その後日本の短大へ介護福祉士の資格取得のため留学します。ただし、学費免除、安価住居・アルバイト紹介で生活を安定させ、代わりに資格取得後、5年間は佐賀介護施設での労働が条件です。

佐賀方式2年目介護福祉士留学生来日

 2019年4月、佐賀方式として全国に広がりつづある外国人留学生の就学支援制度利用による介護福祉士育成プログラムの第2段が始まりました。今回は佐賀県だけではなく、福岡県の大学も同方式で留学生を受け入れを開始しました。

 かけはし日本語センターからは、マンダレーで日本語学習に勤しんだ11名が留学生として来日しました。その様子がNHKで取り上げられましたが、その中でインタビューが取り上げられた下記の学生は、1年で日本語検定N2を取得しました。 

 NHK:2019年4月2日「女子短大入学式に介護人材」

佐賀方式による介護福祉士留学開始

2018年4月、深刻なわが国の介護人材不足解消の一躍を担うべく、ミャンマーから介護福祉士を目指すかけはし日本語センターの生徒2名が来日しました。

NHK:介護人材はミャンマーから! 地方発 招き育てる独自の取り組み

朝日新聞:介護学ぶ留学生来県 ミャンマーから11人

佐賀放送(動画):介護福祉士目指しミャンマーから留学生

 


2号館「日本式」ミャンマー男児育成

ミャンマーの男性は、全般的にいい意味で優しく温厚ですが、温暖で食べ物豊富な地域で育ったためか、外部からの耐性が心身ともあまり高くない傾向にあります。ただし、まじめで素直なので、1年間の日本語能力開発という「技」に加えて、日本式で「心」「体」をお互い助け合って鍛えることで、日本に来てからの環境変化に対応できるように、ほどよい感じでミャンマー男児を育成しています。彼らは主に、製造現場、建設現場などの現場での技能実習生として活躍できるようにするために、1年かけて日本語と日本について学びます。