202021001 第1期生は無事に入国、実習開始。半年の活躍・成長と課題

 コロナ禍の2020年3月上旬、ギリギリのタイミングでミャンマーから入国できた第1期生は、1ヶ月の研修を終え、4月よりお世話になる企業での実習を開始しました。

 「かけはし日本語センター」の看板を背負って入国できた彼ら8人は、予想以上の頑張りを見せているようで、企業の方々からも、その真面目さに高い評価をいただき、実習に励んでいます。

 そして、全く見知らぬ国に来てまもなく、その国で初の緊急事態宣言が発令され、日常も会社と寮の往復で外出もままならない状況で、半年が過ぎました(ご褒美として、住民税保有者全員に給付された、定額給付金の10万円は彼らにはとてもありがたく、我慢して頑張る動機づけとなりました)。

 

 少し生活にも慣れて来たので、多くのミャンマー人の長所でもあり短所でもある「遠慮がちで大人しい」ところに対して、日本の世話人である社労士から「日本での働く心構え」を伝えました。

 ミャンマー人の、素直で、言われたことは真面目に取り組むのは素晴らしいことです。しかし、自ら進んで手を挙げて発言・行動することが少ない、おとなしい性格が、時には物足りなくなってしまうこと。そして、ベトナムや中国等からの実習生と比較すると、それが積極的でないという評価を受ける原因にもなってしまうこと。これらの課題をこのタイミングで、改めて理解してもらいました。

 しかし、これは国民性なので、まず大事なことは、そこと真摯に向き合い、同じ現場で働いている他の国の人たちとの違いを理解し、少しづつ真似をしてみることから始めることが大切であるという話がありました。(写真は2020年9月27日)

 


20190904 第1期生の送り出し説明会

2019年9月4日に、企業との面接が終って合格した、8人の日本語学習中の学生(8名中5名がN4取得)が日本へ技能実習生として来日するために、制度の目的・仕組・仕事内容・日本での生活の留意点等の説明会を行いました。

当日、ミャンマー全土から保護者の皆さんにもお集まりいただき、安心して、わが子を日本に送出せるように、経験豊富な監理組合から、丁寧に説明をさせていただきました。